失明の恐れ 緑内障に注意 カラダづくり 日本経済新聞
目は 眼球だけ治療しても治りません。
眼科で目の治療に限界があるのはその為です。
臓器を立て直さないからです。
目は肝臓が3分の2
腎臓が3分の1 視力に関わると言われています
目の筋肉の萎縮は 肺臓 肝臓に関係します
目の眼圧は 大きくは胃腸脾臓に影響します
目の網膜が剥がれたりするのも 胃腸脾臓に関係します
視神経が枯れるは肝臓に関係します
緑内障は目薬では決して改善しません
各臓器が大きく関わっています。
臓器を立て直す事で
目は正常な目を取り戻していきます。
醫方集解の本に
白内障 緑内障を治す処方薬が記載されています
此れは 足の太陰(脾臓) 足の陽明(胃腸)
足の小陰(腎臓) 足の厥陰(肝臓)の薬なり
上記の臓器が大きく関わるのです
醫方集解(考選部規定中醫師考試必讀)
の本の中に
明目の剤 として
白内障 緑内障の治療薬の処方が記載されています
以下は醫方集解の北京語の古文体を翻訳しました。
※労役によって 飲食に節度がなくて
白内障 緑内障の目の病になったのを治す
内障者(緑内障 白内障)は瞳の裏が暗い
不病(病の無い人)の目と違いはない
唯(ただ)
白内障の人は瞳の内の中にちょっと微かに
青と白がある
李東垣曰く
五臓六腑の精の気は 皆脾臓と胃腸から受ける
而して 上に貫いて目に行く
脾臓は諸んな 陰のかしらである
目なるものは血と気の宗脈の大本である
故に脾臓が虚であると
五臓の精気は 皆司る所を失う
そして
明るい目に帰る事が出来なくなる
心は君の火である 精神を司る
宜しく静かに 安じるべき
相の火がその仕事を代行する
相の火というのは包絡である
包絡というのは百脈の主だし
皆 目によって栄える
模試 労役の運動をすれば
勢いは決まって妄行する
或いは邪の気によって
邪と一緒になったりして
則ち その血脈を損ねる
故に諸病が生まれてくる
医者は脾臓と胃腸を治療しないといけないし
及び 血を養い 精神を安静に
する事をしなければいけない
標(ひょう しるし)を
治療して本を治療しないといけない
此れは足の太陰(脾臓)
足の陽明(胃腸)の薬なり
人参 黄耆 甘草は中気を大きく補い
以て脾臓と胃腸を強くする
蔓荊子は清陽を昇らせて
9つの穴を通じさせる
白芍薬は厥陰にいりて
栄血(陰)調和する
目は血を得て見る事ができる
黄柏は湿熱を除いて
腎臓の水を滋養する事ができる
腎臓の水が不足すると目が明らかにならない
それによって 精気は足りて 清陽は昇る
そうすると臓腑は平和になって
障翳(しょうい)目がかすむ事がなくなる
耳を治療して目を明るくする薬 東垣
白内障 緑内障で目のくらむ人 耳鳴りする人
此れは 足の太陰(脾臓) 足の陽明(胃腸)
足の小陰(腎臓) 足の厥陰(肝臓)の薬なり
12経脈の陽の気は皆 頭 顔に上がって空竅に走る
(諸んな体の作用は目に影響するという意味)
だから 飲食したり 疲労したりが原因だ
脾臓 胃腸が傷ついたりすると
心臓の火が盛んになりすぎて
百脈諸んな脈が沸騰みたいになるから
邪が目にくる
(腎臓と肝臓が目にとっては一番影響する)
人参と黄耆は甘く 暖めて脾臓と胃腸を補う
甘草は甘く 緩やか(ゆるやか)
で脾臓と胃腸を調和する
乾葛根 升麻 蔓荊子は軽く上がって 升発する
(蔓荊子は臭いが軽い
麻黄防風は強い臭いがする
葛根も臭いが軽い)
だから陽明(大腸 胃腸)に入れる
胃腸の気を鼓舞して頭や目に行かせる
中気(胃腸 脾臓)が足りてきたら
清陽も上に昇っていく
(循環が悪いと 清陽が昇らないという)
体が良くなると 9つの穴は皆通じて利する
病気がことごとく治っていく
耳も聡明になるし目も明るくなる
白芍薬は陰の血を収めて平和にする
黄柏は腎臓を補って水を生む
だから目は肝臓の穴と為す
耳は腎臓の穴と為す
故に二つを用いて 肝臓を平和に
腎臓に滋養を与える
目の改善ブログです
視力低下 寄り目 白内障 乱視 角膜の炎症・細菌改善ブログです。
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2020年(令和2年)3月28日(土)
眼圧上昇 徐々に視野狭く
40歳以上の5%が発症する緑内障。
眼圧が高くなって視野が欠けていく病気だ。
進行が遅いため気づくのが難しく
中途失明原因の第一位となっている。
発症の仕組みを知って早期発見し 適切の対処したい。
2018年の厚生労働省などの統計によると
国内の中途失明原因の第1位は緑内障で3割程度を占める。
患者は年齢を重ねるほど 増えていく。
東京大学大学院医学系研究科教授の相原一氏は
「40歳以上の5% 70歳以上の10%が発症しており
患者数は500万人以上と推定されている」と指摘する。
緑内障が発症する大きな原因は眼球内部の圧力が高くなる事だ。
眼球の中には房水という液体が入っていて
この排出がうまくいかないと眼圧が高くなる。
その圧力で眼球に接している視神経が萎縮し 徐々に視野が欠けていく病気だ。
治療しても萎縮した視神経が元に戻ることはなく
放っておくと失明に至るってしまう。
緑内障の特徴は気づきにくく末期になるまで 自覚できない事が多いことだ。
片方の目が緑内障になって既に視野がかけているケースもある。
だが たかはし眼科クリニック(東京新宿)院長の高橋伊満子氏によると
欠けた部分が視界の内側にある場合は
「もう一方の目でカバーできるので殆ど気がつかない」と説明する。
実際 岐阜県多治見市で行われた疫学調査では
緑内障が発見された患者の86%が自分では気づいていなかった。
その為 手遅れになり 失明する人が後を絶たない。
対策としては早期発見が重要になる
まずは 時どき片目をつむり 見え方がおかしくないか確かめる事が有効だ。
その他 緑内障になった親族がいる人や 近視が強い人は発症するリスクが高い。
また「アトピー性皮膚炎などでステロイド剤を使っている人は眼圧が上がりやすい」(相原氏)
該当する場合はリスクが高い事を常に留意しておく必要がある
「40歳をすぎたら 5年に1度は眼科に行き
眼圧や視野 眼底の検査を受けてほしい」こう助言するのは相原氏だ。
緑内障の要因は眼圧の上昇以外にも視神経が弱かったり
免疫の異常があったりすることも関係する。
正常眼圧でも発症するケースは多い
その為眼圧に加え視野や視神経の異常が分かる眼底の検査も欠かせない。
視神経の萎縮によって失われた視野は戻らないが
適切な治療によって病気の進行を抑えることはできる。
治療法は点眼薬 手術などがあり いずれも眼圧を下げる事が目的だ。
正常眼圧でも 眼圧を下げる事で進行が抑えられる。
眼圧をさげる要因となる房水の排出口(隅角ぐうかく)が
目詰まりしている場合 まず点眼液が選択される。
「房水の流れをよくするプロスタグランジン系薬剤や
房水の産生を抑えるベータ受容体遮断薬などが使われる」(高橋氏)
簡単そうな点眼だが 以外と面倒で実感できない事もあり
途中でやめてしまう人が多い事が問題となっている
1年で4割が脱落したという報告もあるが 根気づよく続ける必要がある。
点眼薬で効果が得られない時は手術を行う。
詰まっている房水の排出口の一部を切開したり 新たに出口を作る手術が行われる。
日本は世界でも有数の長寿国でもあり
リタイアしてからの時間も長い
最後まで 生活に不自由しない目を保つため定期的に眼科で検査を受けるようにしたい。
発症しても根気よく治療を続ければ 最悪の事態は避けられる
(ライター伊藤和弘)
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