足を強くして立つ力を与える薬膳料理です

【ラードでつくる豚膏酒】 

筋が極度に達している

過労で手足や筋の液が枯渇して 枯れている

筋が引きつる

爪の甲が痛い 長く立つ事が出来ない

名前を筋の極と言う

 

肝臓は筋を司るから 筋の極は六極の一つである

内経曰く 

陽気なる者は精力で精神を養う

柔は則ち筋を養う

筋骨が過労すると津液が消耗する

栄養ができない

 

故に筋が引きつけて 痛む

爪は筋の余りあるものなり 筋は木(肝臓)に属する

なお 木が枯れると枝や葉が皆痿える 落ちる

だから 長時間立つ事が出来ない

そういうのは 

筋がしなえて骨を約束する事が出来ない

 

豚膏酒の処方

ラード(豚の脂身) 薑汁 各2升

鍋に入れて 4分の3になるまで煮詰める

酒5号を入れる  1日3回内服

 

此れは足の厥陰(肝臓)の薬なり

津液が枯れると 筋が枯れる

そうなると 

普通の草木の薬ではなかなか効果が出てこない

ラードが潤うから 筋を養う

生姜の汁は 辛で乾燥を潤う

酒は血を和して 酒の性質は善く走るから

子育ての参考にしてください

容易に四肢に達する

 

※木室ミヱ子

上記は醫方集解( 漢方医になるための必読書です)

北京語の古文体を日本語に翻訳した言葉です

患者様を沢山診られている方々は

下記の文章が 理解しやすいのです

そういう意味では

病気の症状を掴んでいる人ほど

理解しやすいのです。

疑問が解けていきます。

※木室ミヱ子

ラードは良く悪者扱いされますが

足腰が立たない方の治療法としては最高の食材です。※

 

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