病気の治療を専門にする医師として食医が存在していました。
2022年12月24日 土曜日 クリスマスイブ
13時から 15時迄
木室ミヱ子漢方薬講演会を開催致します。
講演タイトル
「驚異の漢方薬」
劇的に貴方の身体に変化が訪れる。
即効性が無いと、薬ではない!
漢方は 3000年の歴史を、ベースに処方されます。
ゲスト出演: 中島歯科医院長 中島龍市院長
【食医の資格】
まず料理人として優秀な人物であること
食べ物を味を程よく調理しながら
拓みに薬剤を料理に取り入れる事で身体を調整し 補強し
病気を治す医療技術を身につけていなければならない
その結果
医学者は食事による身体の調整と
補強に注意を払うようになった
食物治療で治せるものは決して薬物治療を施さない
という治療の法論が広く定着した
食が邪を排し 臓腑を安らげ 精神を悦ばせ
気分を爽やかにする
日常の食事こそ正に良薬という
医食同源の極意
【5つの味】
飲食物は穀物 肉類 果物 野菜に分かれます
薬物と同様
辛い 甘い 酸っぱい 苦い 鹹(塩からい)
の五味に分かれます。
辛い味は肺臓を強化する→ 辛(肺臓)
甘い味は胃腸脾臓を強化する→ 甘(胃腸 脾臓)
酸っぱい味は肝臓を強化する→酸(肝臓)
苦い味は心臓を強化する→苦(心臓)
塩鹹い味は腎臓を強化する→塩鹹(腎臓)
に対応しそれぞれの臓器の機能を高める
五穀は 果物 肉 野菜に分類され
また それぞれに5つに分類されます
穀物も5つに味が分かれます
米は甘い 胡麻は酸っぱい
大豆は塩鹹い 小麦は苦い 黍(きび)は辛い
果物も5つの味に分かれます
棗は甘い スモモは酸っぱい 栗は塩鹹い
あんずは苦い 桃は辛い
肉も5つの味に分かれます
牛肉は甘い 鶏肉は酸っぱい 豚肉は塩鹹い
羊肉は苦い 馬肉は辛い
野菜も5つの味に分かれます
葵(ひまわり)は甘い ニラは酸っぱい
藿カク(大豆のもやし)は塩鹹い
ニンニクは苦い 葱は辛い
【五味の作用】
■苦い味;熱を取り体を冷やす 消炎作用
熱による病気や症状を治す作用、
体にとって毒である物を取り除く作用が有ります。
ニガウリ ピーマン ほうれん草
■甘い味;滋養、強壮の効果があります。
体の衰えを補い、リラックスさせ、他の食材の作用を中和します。
甘味の食材には、じゃがいも、豆腐、うなぎ、蜂蜜
■酸味;身体を引きしめ、出過ぎる物を収め、
身体の中に溜まらせる効果があります。
例えば、寝汗、下痢、頻尿、早漏などに効果があります。
レモン、桃、トマト、ナシ
■塩鹹味:硬くなっている物を軟らかくして外に出す効果
(便通をよくしたり、しこりを治したりする)
ノリ、シジミ、コンブ、カニ
■辛い味:発汗させ熱を下げる 気を巡らせる作用
唐辛子 葱 玉ねぎ 山椒
■淡味;利尿効果の作用をもつものが多い
トウガン、ハトムギ
■渋味;引き締める 出すぎるものを出渋らせる効果
カキ、ギンナン、パイナップル
一般的に、渋味や淡味は含まずに
酸、苦い、甘い、辛、塩鹹のバランスで食材をえらびます。
肝臓をきたした時は 酸の物を食べる
心臓をきたした時は 苦い物を食べる
胃腸脾臓をきたした時は 甘い物を食べる
肺臓をきたした時は辛い味を食べる
腎臓をきたした時は 塩鹹物を食べる
しかし 過度に取り過ぎは良くない
【食べ過ぎ】
辛い味の食べ過ぎ ;筋と爪が急になり枯れる
甘い味の食べ過ぎ;骨が痛んで髪が抜ける
苦い味の食べ過ぎ;肌がシワシワになり髪が抜ける
酸の味の 食べ過ぎ; タコ アカぎれ
塩の味の 食べ過ぎ;血が固まり色が変色する
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