古来から 漢方薬は副作用を起こすと人間が  裁判にかけられ 処罰されてきました。

しかし

日本では 漢方薬に深く精通した知識のない方が

 扱う事が多い様です。

それは 病名や症状のみで漢方薬を選ぼうとする症状漢方が

原因と言われています

 

自身の処方で副作用を起こした事さえ

分からない

そして

副作用が出れば

漢方薬には副作用があると騒ぐ

甘草(カンゾウ)が悪い

黄芩(オウゴン)が悪いと・・・・・・

甘草や 黄芩は素晴らしい 漢方製剤です。

 漢方薬の現場に無くてはならない

大きな 役割が有ります。

 

甘草と黄芩の 2つの製剤が無ければ 

多くの病気は漢方薬では 治療できません。

しかし 黄芩や甘草を充分に使いこなせない人

副作用を出した方々

漢方薬に知識の無い人達は言います。

甘草や黄芩には 大きな副作用が あると・・・

 

下記の漢方薬は 週刊新潮で副作用がある

劇薬扱いにすべきと迄 指摘された漢方薬です

芍薬甘草湯

抑肝散  

十全大補湯 

当帰芍薬散 

六君子湯

大建中湯  

葛根湯  

小青龍湯 

麻黄附子細辛湯 

上記は効能効果の高い素晴らしい漢方薬です。

 

木室 ミエコは上記の漢方薬を使用して 

これまで副作用を出した事は一度も有りません

何故 でしょう?

中身の成分を

しっかり吟味して処方するからです。

冷やさなければならない人に 

温める剤を使用すればどのような事になるでしょうか?

 

逆に暖めなければならない 

人に冷やす剤を使用すれば

どの様になるでしょうか?

 

患者さんが 風(ふう) 寒(かん) 暑(しょ) 湿(しつ) 燥(そう) 火(ひ)  の邪

どの 邪から  侵されているのか?  

掴む事が重要です。

漢方製剤の中にはいっている 

それぞれの 薬材の特質 性格を掴まずして

 処方するのが 今の 症状漢方

副作用を出すのは当たり前です

 

漢方薬を勉強することなく

重症な患者さんに

漢方薬を安易に処方する

これは大きな罪です。

非常に恐ろしい行為です。 

死亡させる事にもなるからです。

 

「」は週刊新潮の記事です

「黄芩を含む 製剤は劇薬に指定すべきだと私は思っています

そんな劇薬を人に与えれば 影響が有るのは子供でも分かる

いわば

医師達の漢方薬の無知が引き起こした事件だった」

 

劇薬とは;

毒薬に次いで生体に対する作用が強く,

過量に使用するときわめて危険性が高い医薬品

一般的には,微量致死量となるもの,中毒作用のあるもの,

蓄積作用が強いもの,薬理作用が激しいものなどをさし,取扱い,

保存に厳重な注意が望まれ,薬事法で規制されている。

 

 

週刊新潮で黄芩が

 

黄芩が含まれている処方

三物黄芩湯 三黄散 三黄瀉心湯 二朮湯 五淋散 加味解毒湯

半夏寫心湯 大柴胡湯 大柴胡湯去大黄 女神散 小柴胡湯 

小柴胡湯加桔梗石膏 当帰散 柴朴湯 柴胡加竜骨牡蠣湯 

柴胡桂枝乾姜湯 柴胡桂枝湯  柴胡清肝湯 柴苓湯 紫蘇飲

 柴陥湯 清上防風湯 清心連子飲 清湿化痰湯 

清肺湯 滋腎明目湯 潤腸湯 甘草瀉心湯 甘露飲 

生姜瀉心湯 龍胆瀉肝湯 荊芥連翹湯 葛根黄連黄芩湯 

補気建中湯  辛夷清肺湯 防風通聖散 黄芩湯 

黄連解毒湯 黄連阿膠湯 

上記の漢方薬は微量で致死量となる劇薬なのでしょか?

 

防風通聖散も含まれています。

ちなみに

防風通聖散は脂肪を分解するとして 

お腹の脂肪が気になる人にとして 

小林製薬さんがナイシトール (防風通聖散の薬です)が

 やせ薬で 宣伝され 販売されています。

此の漢方薬 やせ薬で販売するのは 大きな間違い 

使用法を 全くはき違えています。

中身の成分を見て 

これが 表裏の風邪薬と分からないのでしょうか?

 

防風通聖散は表裏(ひょうり)の風邪薬です。

長期連用する漢方薬ではありません。

大黄と芒硝が含有されています。

大便が出れば即刻 服用を中止しなければならない風邪薬です。

大黄と芒硝は便秘の主役の漢方薬です。

 

防風通聖散は下記の症状の風邪に使用する表裏の風邪薬です。

悪寒したり高熱、めまい、目が赤く腫れたり、耳鳴りしたり、

鼻づまり、口も苦く、舌が乾燥する、咽喉が痛く、唾がねばり、

咳、便秘、尿が出にくい、急な発疹、皮膚の腫れ、

精神の発狂、斑点が出たり、人間が狂った状態だとか
体全体が熱で犯され、非常にきつい症状の風邪時に使用する漢方薬です。

 

大便が出れば、熱は治まり上記の症状は

激減する大変素晴らしい風邪薬です。
便秘や残便感が無くなり 熱が下がり症状が改善後は、

服用をただちに中止します。
この漢方薬は決して、長期に連用する薬では有りません。

 

防風通聖散の成分
防風、荊芥、連翹、麻黄、薄荷、川芎 当帰、

芍薬、白朮、山梔子、大黄、芒硝、黄芩 石膏、桔梗、甘草、

滑石、   生姜と葱を加えて煎じる

防風(ぼうふう)、荊芥(けいかい)、

麻黄(まおう)、薄荷(はっか)、は発汗させて熱を下げます。

発汗させて熱を下げる 発汗剤の風邪薬です

必要以上に服用いたしますと、発汗しすぎて、

体を冷やしすぎ、乾燥させ喘息を発生させます

夏風邪をひき風邪薬を連用しすぎて、

咳が治らずに喘息にまで進むのはこのような原因です。
風邪薬の発汗剤(消炎解熱鎮痛剤)で

肺臓を冷やしすぎと乾燥しすぎで咳から喘息へと進行するのです

 

大黄(だいおう)、芒硝(ぼうしょう)、は大便を出して熱を体外に出します。

便秘薬です

 

山梔子(さんしし)、滑石(こっせき)は火を下げて利尿します。
また山梔子は肝臓の熱を消します。

肝臓の熱が亡くなれば 山梔子は中止しなければなりません

 

石膏(せっこう)、桔梗(ききょう)は

肺の熱を下げて胃腸の熱を出します。

川芎(せんきゅう)、当帰(とうき)、

芍薬(しゃくやく)は血を平和にして肝臓を補います。

連翹(れんぎょう)は集まりすぎている気と滞っている血を散じます。

甘草(かんぞう)はお腹を調和します。

白朮(びゃくじゅつ)は脾臓を健康にして湿気を乾燥させます。

連翹、黄芩(おうごん)、石膏、滑石、山梔子、桔梗は体を冷やします。

大黄、芒硝は排便させて、熱を下げます。

体を養う成分は当帰(とうき)、芍薬、白朮のみです。

 

防風通聖散は大便が出ますと

体全体の熱が体外に排出され、

上記の酷い熱の症状が神業(かみわざ)のごとくに改善される

表裏(ひょうり)の風邪薬です。
従って排便後、または服用5日目ぐらいで

症状は改善されますので改善後はただちに服用を中止すべき漢方薬です。

それ以上に服用を続けますと、体内のエネルギーを奪いすぎて
冷え症、消化不良、下痢、食欲不振、腹痛、倦怠感、精力減退、

暗記力低下、記憶力低下で自信喪失となり

仕事に対する意欲も低下します。

また、免疫力低下、体力低下で、

アリとアラユル病気を発生させる事となります。

そのような不健康な方法で一時的に痩せたとしても

すぐにリバウンドするでしょう。
怖いのは、リバウンドよりも
「痩せました、健康も害して、仕事にもやる気が起きず、

持病のある方は悪化するという事」