尿管結石が漢方薬3日分で石が出たようです。痛みが全く出ません。

 

 

お盆前(2018年)8月3日尿管結石があり

身体から出したいとの

相談のお電話を頂きました。

 

本来なら 

初めての方は問診予約をして頂き

問診後に漢方薬をお渡ししますが

 

尿管結石の場合 

結石を出せば治まる症状ですので

5分程の問診をし

急性疾患として 

尿管結石改善薬 3日分  1944円 

8月3日 お送りしました。

 

山口県小野田市郡 

 76才の男性の方です。

FMきらら山口放送を 

朝から夕方まで 聞かれている 奥様 

テレビより面白い 

漢方のお話しが為になります

木室先生のラジオを聞いて 

夫にオータニ漢方薬に

電話して漢方薬を服用するように勧めました。

 

 

【症状は】

尿管結石 結石の場所が分からない為 

鉄砲で打ちにくい 

 

【現在服用中の薬】

コスパノン

(ブスコパンのGE)鎮痙剤:胃腸の痙攣を抑える

 

 

【漢方薬服用結果】

 8月9日に届いた 尿管結石の漢方薬を 

 3日分全部服用した。

飲んで痛みが止まりました。

漢方薬を飲んで グジュ グジュ痛がなくなり 

痛みが消えた 

夫は漢方薬がそんなに早く効くもんか 

でも 消えた 信じない 夫  

これまで

普段は止まっても痛みが続くが

漢方薬を服用して

痛みがぴたりと止まった。 

私が(奥様が) 

漢方薬が効いているのよと言っても

 いや

そんなに早く漢方薬が効くもんかと 言う

しかし 

その後 痛みが全く起きない

そして 8月21日 

奥様とご主人がご来局 

奥様が問診予約漢方薬を30日分ご購入

 

ご本人様も 8月23日 11時30分に予約された。

 

 

 醫方集解(漢方医になる為の必読書)に

記載しています。

結石は暑い日に作業するとできると

精液が固まって石になると記載されています。

 

確かに庭木の剪定を 波板 ビニールの所で

 7月8月 暑い所で作業を続けていると言われました。

 

これまで 尿管結石で

ご来局された方 全て 全員です。

夏の暑い所で作業していましたと言われます。

 

 尿管結石のできやすい 体質があります。

腎臓の弱い方です。

そのため 

そのような方は 

糖尿病や 高血圧 痛風 腎不全と言った 

腎臓機能低下から起きる病気をお持ちです。

正にこの方も糖尿病 高血圧が有ると言われ

8月23日 11時30分に予約されました。

 

漢方薬は

 湿と熱を取る薬材を使用しました。

 

尿管結石の改善薬は

肺臓の熱を清め 

心臓の火を降ろす。

肺臓は気を化する源なり(気を作る源なり)

 

※木室ミヱ子

気は水の道を管理しています。

気が旺盛でないと 

気が滞りやすく

気が滞った所に 

腫れや肺水腫等 

水のたまる病が発生するのです。※

 

 

心臓と小腸は同類の関係です。 

肝臓の熱を清め 

膀胱を通じさせて尿を出す

肝臓の脈は性器(ペニス)に通じる 

(そのため 肝臓が病みますと 

性器(ペニス)に痛みが

発生しやすいのです)

膀胱は津液の腑なり源なり

 

心臓の火を降ろして

小腸に通じさせて 尿を出す

火が下りれば 効力あり

此れ(尿管結石)は

皆 

湿と熱を兼ねた症状である。

 

必ず 三焦(上焦 中焦 下焦)が

共に通りにあって

運行していくのであって 

始めて水が下に行くなり。

 

※膀胱は水を蔵する 

三焦は水を出す

故に尿が不利なのを治すのは

針 灸の方法ではただ 

三焦の穴を刺しているだけ

膀胱の穴を刺していない

 

朱丹溪曰く

尿が不利なのは熱有り 湿有り

気が下に鬱結しているのもある

宜しく 清める 乾燥して昇らせる

一つ隔てて治療する

二つ隔てて治療する方法がある

若し

肺臓の乾燥によるものでなく

ただ 膀胱の熱である場合

膀胱を出す

此れは正しい 治療法也

 

肺臓が乾燥して

水を生む事が出来ない

則ち 金(肺臓)を清める

此れは隔二である

脾臓が湿によって運行しない

清いのが昇らない

故に

肺臓が水を生む事が出来ない

当たり前は脾臓を燥して

胃腸を健やかにする

脾臓を燥して

胃腸を健やかにする

 

又 曰く

尿が通じないのは 

気と血が虚

實熱で痰が門を閉ざしているのに属する

皆 

宜しく 吐かせて 

その気を昇らせる

気が昇れば

則ち

水は自ずから降りる

 

※木室ミヱ子

漢方薬を学ばれている方へ

上記は 醫方集解に解説として

朱丹溪も詳しく説明しています。

 

意味をどれだけ 理解して

処方に生かすかで

漢方薬の処方の優劣が決まり

患者様の身体を立て直す事が出来ます。

 

日本の病院で

指導されている漢方薬は 

症状漢方と言われています。

症状で 処方を決める

 

頭痛に効く漢方薬 

主に 呉茱萸湯等々が言われています。

頭痛も原因が色々あります

脳腫瘍 高血圧 貧血 筋の緊張 

貧血 風邪 等々

此れを頭痛とだけで選ぶ

副作用を沢山出す原因が

ここにあります

しかし 

その副作用を全て 

漢方薬のせいにして

罪を逃れている 

面子を保つ

卑怯な手段です。

甘草や黄芩に副作用があるとして

大騒ぎした時期がありました。

漢方薬に浅い知識しかない方が

 病院に行く程の重症な 方に

甘草や 黄芩を使用した結果です。

重症な方に症状と処方が 

一致しない漢方薬を与えますと 

濃縮度が高いの煎じ薬や

原末の場合1包みで酷い 結果となります。

例として 

発熱して下痢をし衰弱している人に

大黄を与えた場合

下痢させ過ぎて2~3日で

死に至らしめる事も考えられます。

そういう意味で

大黄 芒硝(硫酸ナトリウム)入りの 

防風通聖散(風邪後期の風邪薬)を

やせ薬 肥満の改善薬

として販売許可を出している

日本の厚生労働省の薬務課は非常にクレイジーです。

知識の無い人間が漢方薬を

管理しているとしか思えません。

 

症状で選ぶような知識しか

持ち合わせていない方は

重症な方に漢方薬を扱うべきではありません

殺人を犯す事になります。

甘草や黄芩は素晴らしい漢方薬材です。

甘草や黄芩で副作用を出すと言う事は

漢方薬に対して深い知識が

無いという事に他ならない。

何故 又 

漢方学会もそのような事に抗議しないのか?

此れもまた 不思議です。

議論する程の知識が無いのでしょうか?

 

何故 どのような原因で

病が起きているのか

風 寒 暑 湿 風 火 どれが原因?

同時に 血の虚? 気の虚?  血が實? 気が實?

肝臓にあるのか 心臓? 胃腸? 脾臓 心臓? 腎臓?

どの臓器から来ているのか?

同時に

沢山の原因があります。

一つ一つの原因を掴み 

それら全てに対応した漢方薬を

処方する事で副作用の無い

即効性の漢方薬が処方できるのです。

 

 漢方薬は 症状を当てはめて 

薬を決める事は邪道です。