抗がん剤、心臓病の遠因?日経新聞 2019年12月5日 記事

※木室ミヱ子

東洋医学は 癌の薬は癰瘍の剤として

醫方集解に記載されています

そのなかに

癰や疽や 癌を治す場合

血や気を補わなければ

後々 それ以上の酷い病気が発生すると

記載されています

為に

漢方薬の場合

癰 瘍 癌の漢方薬を処方する場合

血(赤血球 血小板)や気(白血球)を与える事を同時にする

基本です。

そのことが 免疫力がつき 体力が付き

癌を殺すキラー細胞が増えていけるのです

 

 

醫方集解 (考選部規定中醫師考試必讀)

北京語の古文体を分かりやすく翻訳しました

 

癰瘍之剤 (腫れもの かさヨウ 癌 )

朱丹溪曰く

癰(り)や疽(ソ かさ)は 

皆 陰 陽の相滞りで生じる

蓋(つまり)気は陽で 血は陰である

血は脈の中を行き

気は脈の外を行く

行き来して 周流(回りまわっている)

熱と火が搏(戦う)と沸騰して行くのが

速すぎて 非常に過ぎちゃう

太(甚だと言う意味)

気が邪を得ると鬱になる。

そうすると津液が粘って痰や飲となる。

それが 久しく積もって

脈の中に滲入(しみる にじむ)すると

血が濁となる。

此れは陰が陽に滞っている。

血は邪を得て鬱積すると

遂(トンネル)の道が阻害されて滞る。

或いは滞ったり或いは鬱結する。

長らく 積もると 脈の外に滲出して

気がこの為に乱れてくる。

此れは 陽が陰に滞っているなり

百病は皆 此れによってでてくる

此れは 癰や(り 腫れもの)疽(ソ かさ)

などの出来物だけにとどまらず

何の病気でも同じ 

この様に出て来る。

内経曰く

栄気が従わないと 肉の理(道理)に逆する

依って

癰や腫(はれもの)が出て来る

又 曰く

瘡(ソウ)は腫れて膿が出てくる者

諸んな痛みや 腫れは皆 心臓の火に属する

外科の処方や證は非常に多い(繁多)

此処に通用すべき者をとって 

量(はかって)いくつかの 処方を此処に

記録する。

以って 援急(エンキュウ 急ぐ時)

に備える。

その餘(他)の各症状は専門の処方が有るから

 (理気之剤 理血之剤 祛風之剤

祛寒之剤 清暑之剤 利湿之剤

潤燥の剤 瀉火之剤 除痰之剤

消導之剤 收濇之剤 殺蟲之剤

明目之剤 他に經産之剤 救急良方等が有ります。)

 

此処(癰瘍之剤)には 沢山記録する事は出来ない。

若し 夫(それ)の熱を瀉(しゃ はく)

とか 毒を解くとかいう

血を活かすとか 托(たくり 中から出す)

処方でしたら 多くは前の諸門に多く

散らばって見られるから

惟(これを)用いる者のどれだけ円熟して

精神が通っているかそれのみ

どれだけ活用できるかにある。

 

 

 

漢方薬 癌に効く製剤

 

金銀花(忍冬): 寒冷の性格で熱を清めて毒を解く

癰瘍の聖薬なり 

 

連翹:毒を解く 熱や火を清める

鬱結を散じる 排膿する

色々な經絡の血の凝固や気の集まりや

12經絡の出来物の

瘡(ソウ)薬の中ではなくてはならないもの

 

 

花粉;痰を清めて火を降ろす

肺臓の火や熱を取り排膿する

 

桔梗:肺臓の火や熱を取り排膿する

諸んな諸薬をのせて上に行かせる

 

甘草:毒を化(とかして)胃腸を強くする

瘡(ソウ)の邪を除く

 

穿山甲:良く走り 毒を散じる事が出来る

 

 

皂角子:鋭い性格で直接病に達して

腫瘍を潰して散じる(速攻性)

婦人の乳房に邪が入っている

乳房に出来物が出来た時に使用する。

 

 

 

 

黄耆:肺の火を清める 気を増す

瘡(ソウ)は腫れて膿が出てくる者

瘡を治す聖薬である

皮と毛を守り元気にして血を活かし造血

 

鼠黏子;毒を解く腫れが無い時は用いない

 

乳香:気を調節しながら心臓を保護する

毒の気を外に出す事が出来る

 

没薬」:肉の打ち身 アザ 打撲の腫れを

散じて腫れや痛みを消す

昆布;鹹(塩からい)

硬い瘡を溶かす事が出来る

痰を散じて硬いのを潰す

硬い出来物はよろしく用いるべき

 

三稜 莪蒁:血を破り気を行かせる

三稜;血の中の気の滞りを破る

莪蒁;気の中の血の滞りを破る

三稜と莪蒁は瘡が硬くて甚だしい者は此れを用いる硬くない者には用いない

 

天南星:毒を出して 痰を除く

 

升麻;毒を解き 陽を昇らせる

 

葛根:毒を解き 陽を昇らせる

 

鬱金:悪血を散じる

 

 

大黄:芒硝:胃の熱を洗う

 

牡蠣:硬い痰を柔らかくする

 

 

 

柴胡:効力は連翹と同じ 

若し 瘡が少陽(三焦 胆嚢)にないなら

除く

 

人参:肺臓の気を補う

牡丹皮:腸と胃の中に滞っている宿血を除く

 

 

防風 羌活 獨活:

背中痛 腰痛 首肩痛 頭痛

体の丈夫の風邪を散じて硬くて痛い症状を取り除く

 

肉桂:冷たい鬱結を散じる

 

加工附子 乾姜:

大辛熱でもって中(胃腸)を温める

寒による出来物を治す

 

黄柏:腎臓に服している火を除く

 

 

 

黄芩;肺臓の熱 火を除く

 

 

麝香;香りが強く 貫き 竅を通す

 

 

益知仁:胃を暖める

唾が多い者は胃が冷えている

病の人が嘔吐したり 涎を吐いたりする人は胃が冷えている 

 

麦芽:食を消化して胃腸を補う

 

神麯:炒めたら 胃の消化を補う

 

厚朴;腹部が膨張する場合くわえる

 

白芷:湿を除いて風を除く

並びに排膿して腫れを消す

 

当帰:陰を和して 血を活かす

当帰 生地黄 熟地黄

この3つの薬は

血(陰)を和して 血を活かす 血を涼しくして血を産む

 

陳皮:湿を燥して気を行かす

 

防風:肺の熱を瀉して肝臓を平和にする

 

貝母:痰を利して 鬱結を散じる

 

 

 

熱の痛みなら 涼しくすればよい

寒の・・・・ 温めれば良い

風の・・・・ 風を除けば良い

湿の・・・・ 湿を除けば良い

燥の・・・・ 潤えばよい

塞いでの・・ 通させればよい

虚の・・・・補えばよい

實の・・・・瀉せばよい

膿が鬱結して閉じているなら

その膿を開けばよい

 

悪い肉が敗潰(潰れている)なら

それを出せばいい

 

陰 陽が不和なら調節すればいい

經絡が閉ざされているなら 利すればよい

 

だから 一つ一つの出来物の治し方は

固執してはいけない。

 

朱丹溪曰く

癰瘍や 疽が潰れた後は気と血を補い

脾臓と胃腸を強化する

此れは 實は非常に大事な事である

否(そうしないと)

数カ月か半年後に 虚の證が見られる

そうすると転じて他の病になる

 

癌 腫瘍 改善ブログです

肺癌・腎臓癌患者のご家族より感謝のメール頂きました。

漢方薬で腎臓癌・肺臓癌の痛みが無く 亡くなる間近まで一人で自宅療養できました。

ウィルムス腫瘍 (小児ガン)

卵巣ガン摘出手術2年後再発病院での治療法は無いといわれた方 漢方薬服用改善報告

卵巣がん、再発改善報告、血液検査正常、血糖値+3が+1に良くなりました。

膀胱ガン漢方薬で手術後の体力回復、再発予防

あるガン患者さんの死

右足首のコブと皮膚がんもどき改善報告

余命3~4ヶ月の命治療法無しと宣告した末期肝臓癌患者に血管造影手術

初期の肺がんが漢方薬14か月と7日分で消えました。

脳腫瘍の手術後の後遺症が漢方薬服用10分程で消えました。

脳腫瘍の手術後の後遺症第2弾

漢方薬服用で抗がん剤の副作用が全く出ません。

脳腫瘍手術後の症状が改善され あと漢方薬16日分飲めば良いと思います。

腎不全末期 甲状腺がんの疑い漢方薬72日間の服用経過の検査データです

漢方薬が抗がん剤の副作用を抑える

右乳房に影 漢方薬服用後マンモグラフィーとCT検査で消えていました

結膜嚢腫(14日分)と卵巣嚢腫(178日分)が漢方薬で消えました。

漢方薬76日目で子宮の細胞異型性(子宮頸がん)が正常になりました

肺癌末期 手術不可能 漢方薬で肝臓転移の影が薄くなりました

歯ぎしりが漢方薬1包みで止まり、子宮頸がんも正常になりました

漢方薬で元氣に回復しましが 4回目の抗がん剤で亡くなりました

乳癌からの次々転移 抗がん剤治療の限界漢方薬で改善です

先生のお陰で胃がんが大変早期に発見されました

漢方薬180日分の服用で尿路上皮癌が消えました

脳腫瘍(下垂体腫瘍)の酷い症状が漢方薬で取れました

漢方薬服用でガン検診クリアです。年1度の検査になりました

癌は過酷な環境を乗り越えながら進化する

子宮頸がんが漢方薬服用1ヶ月半で消え貧血の立ちくらみも半減です

手術後 漢方薬で 尿路上皮癌が 消えました

間質性肺炎 肺線維症 胃癌から肝臓全体癌リンパ種3月までの余命宣告

漢方薬83日分で肺の白い影が小さくなり食欲発生元気が出てきました

大腸癌の手術後 化学療法拒否 漢方薬服用で癌検査正常でした

抗癌剤後10年間生理ストップ 漢方薬と仙人丸で生理が来ました

漢方薬で癌腫瘍マーカーCA19-9の数値1085が225に低下

子宮筋腫・細胞異型性(頸がんの疑い)を漢方薬服用で妊娠しました

卵巣嚢腫が漢方薬で4㎝が3㎝に小さくなりました。

乳がん幅7.7㎝が4㎝に高さ3㎝が1㎝以下漢方薬とアガリクスで手術回避です。

大腸ガンからの肝臓転移漢方薬で酷い息切れがしなくなりました

子宮頸ガンの腺ガン漢方薬で浮腫みが取れて舌裏の静脈血管が細く薄い色になりました。

乳癌が漢方薬とアガリクスのみでペこん消えました。手術も抗がん剤も放射線もしていません①

漢方薬で乳癌がぺったんこ 手術 抗がん剤 放射線療法 病院治療一切なし②

漢方薬とアガリクスのみ手術なし化学療法一切なしで乳癌の大きく開いた口が小さくなりました③

4年前ステージ3の乳癌が病院治療一切なしで漢方薬とアガリクスで消えています。

癌の手術 抗がん剤 放射線治療は癌を増殖 免疫力低下 急死の道へ繋がるのでは?

病院で治療していない癌は 漢方薬での癌細胞の正常化が早いです。

癌患者さん シーパップ5年間使用していましたが 漢方薬で外せました。

大腸癌 漢方薬120日分とアガリクス6本で 腫瘍マーカー592が103です。

卵巣癌 3倍悪化の癌数値が漢方薬服用110日分で手術回避 様子見です。

癌の聖薬と言われる 金銀花 別名 忍冬 スイカズラのお話しです。本草綱目の翻訳です。

乳がんに効く漢方薬のお話し 浦公英(たんぽぽ)

舌の裏の静脈血管が黒い方 要注意です。癌は発見されるよりかなり10年以上前に発生しています。

癌のできやすい体質の方は胃腸が弱い 何故 気を充分に作れないからです

癌と診断すれば 家族は命にかけて 治療費を集める

癰瘍の剤  芙蓉外敷法 醫方集解 北京語の古文体の翻訳です。

醫方集解 癰瘍之剤(腫れもの癌)北京語の古文体を日本語に翻訳

各臓器に散らばった癌細胞が 漢方薬で消えたお話しです。直腸癌末期

乳がん 足の浮腫み マッサージオイルで足の浮腫み取れています

乳癌漢方薬で最後まで苦しまず眠るように亡くなりました。

脊柱管狭窄症が改善と同時に癌マーカーが正常値になりました

子宮体癌から転移アガリクスで黒と黄色の臭いバナナ便がでました

漢方薬で子宮筋腫・子宮頸がんが改善され女の子出産しました。

アガリクス菌糸体と漢方薬1ヶ月で乳がんの手術回避です。転移もなし

醫方集解(考選部規定中醫師考試必讀)癌の部門翻訳しました。

横紋筋肉腫入院しての抗癌剤投与が漢方薬で回避です。

 

 

 

社会復帰急増、新たな課題に

■長期使用の影響、学会が問題視

抗がん剤の進歩などで、治療後に社会に復帰する

「がんサバイバー(がん経験者)」が増えたことで、

抗がん剤の影響とみられる

心臓や血管など循環器系の疾病に

苦しむ患者が目立ち始めた。

 

治療中の抗がん剤の影響とみられる

心臓病で亡くなる人も出ている。

 

問題視した専門学会などが対策に動き始めた。

 

東京都に住む70代の女性は、

2年前に悪性リンパ腫を発症し、

抗がん剤の治療で治った。

ところが、

その直後から心臓の不調を訴え、

東京大学病院(東京・文京)の

腫瘍循環器外来を受診した。

抗がん剤の影響による重度の心不全と

いう診断を受け、薬物治療を開始。

現在は

改善傾向にあるが、

定期的に通院して心臓の働きを調べる。

 かつて、

がんは「不治の病」とされ、

余命の延長が最優先とされてきた。

だが、

抗がん剤の技術開発の進展も大きく貢献し、

生存率が著しく向上。

がんサバイバーとして完治したり、

通院で治療したりしながら、

日常生活に戻る人が増えた。

 国立がん研究センターによると、

2006~08年にがんと診断された患者の

5年生存率は62%と、

1993~96年の53%から9ポイント増えた。

過去5年以内に

がんと診断されて生存している人は、

15~19年の平均で約310万人に達した。

長寿化が背景

 長生きするようになったゆえに、

浮き彫りになってきたのが、

がんサバイバーが血管や心臓の病気で苦しむ姿だ。

 

もともと、

抗がん剤は正常な細胞や組織も傷つけるものも多く、

脱毛や嘔吐などのさまざまな副作用を伴う。

投与中に心臓の働きが弱まったり、

血栓が肺の血管に詰まったりする

可能性は知られていた。

だが、

近年、種類の違う抗がん剤を

使い分けて治療成績を上げているため、

1人の患者の投薬機関も長くなりやすく、

体への負担が増している。

 

新潟県立がんセンター新潟病院の

大倉裕二部長の推計によると、

心臓や血管の病気で苦しむがん患者は

15年時点で国内に25万人。

がん患者の8%に当たる。

 

「高齢化などで30~34年には31万人に増える見込みだ」

(大倉部長)。

心臓の細胞などでは、

抗がん剤でできた傷が回復しにくいため、

投与終了後にも影響がでやすいという。

 

 抗がん剤による

治療効果が比較的高い乳がんの場合、

治療開始後1年以内に死亡する患者の3割が、

がん以外の抗がん剤の影響とみられる

心臓や血管の病気だ。

診断から10年後には

心臓や血管の病気で亡くなる人の

数ががんによる死亡者数を上回る。

 

循環器治療が専門の

東京大学の小室一成教授は

「抗がん剤が心臓や血管を傷つけ、

その影響が重篤化している可能性がある」と話す。

 まだ

抗がん剤と循環器系の病気の因果関係は

不明な点も多く、

発生頻度などの実態把握はできていない。

そこで専門学会が本格的に動き始めた。

 

 9月下旬に開かれた日本腫瘍循環器学会で、

20年春から抗がん剤が

心臓の機能を弱める作用の

起こしやすさなどを調べる手続きを始めることを決めた。

全国の大学病院やがん治療の拠点になる

病院に広く参加を呼びかける。

 

来年にも手引書

さらに、

抗がん剤の心臓への負担増加を

防ぎながらがんの治療を続ける

手引書を作り始め、

早ければ20年内に完成させる。

抗がん剤治療の専門医の学会と

共同で治療指針も作る。

同学会理事長でもある

小室東大教授が

「循環器の医師が診る心臓にはがんができない。

がんを治療する腫瘍内科医との連携は弱かった」

と明かすように、

循環器とがんを治療する医師の連携も課題だ。

 全国に先駆けて、

抗がん剤によると思われる

心臓や血管の病気を診る専門外来を設置した

大阪国際がんセンターは、

他の医療機関からも患者を受け入れている。

「全てのがんセンターに

常勤の循環器医がいるわけではないため、

工夫が必要」と指摘する。

 増えるがんサバイバーを支えるためにも、

がん治療とほかの疾患治療との連携はまったなしだ。

(草塩拓郎)