マラリア薬 身近な食べ物薑茶飲 醫方集解北京語の古文体翻訳します

 

 

 

「醫方集解 考選部規定中醫師考試必讀  

 

清・清安汪訒庵編著」第一書店印行
(いほうしゅうかい )を翻訳します。

 

※木室ミヱ子

漢方薬には 

マラリヤを治す漢方処方がありますが

身近な食べ物で

マラリアを治す方法があります。

 

疫病に対しても

漢方薬は素晴らしい力を持っています。

今日はその中で 

醫方集解に記載されています

治療薬をご紹介します。

 

 

赤い文字が翻訳文です

 

和解の剤

 

薑茶飲 (キョウチャイン)

マラリヤと下痢  東垣(トウコウ:処方を考えた人)

 

治赤白痢及寒熱瘧。

寒と熱が交互に繰り返すマラリヤで赤や白の下痢を治す

 

生姜 陳細茶  毎味約三銭。

濃煎服。或薇炒煎。

生姜  陳細茶(古い細いお茶)

毎味 1つを一味という

各3銭目(11.25g)ずつ濃く煎じて内服

或いは少しずつ 炒めて煎じてもよい

 

 

此足太陰陽明薬也。

足の太陰(脾臓)

足の陽明(胃腸)の薬也

 

茶助陰。薑助陽。使寒熱平調。 

茶は陰を助け

薑は陽を助け 寒と熱を調和させる。

 

並能消暑解食毒。

並びに暑さを消し

酒や食の積もっている毒を解く

 

此方用之廔效。

この処方は用いると非常によく効く

 

勿以薬之平淺而勿之也。

本方除生姜。加陳白梅蜜水煎。

薑茶飲から生薑を除いて

陳皮と日数の立った蜜水(蜂蜜でつけた梅汁)

で煎じる。

 

名梅蜜飲。治熱痢。

 名前は梅蜜飲という 熱性の下痢に効果あり

 

除茶加木香肉寇。治冷痢

茶を除いて 木香と肉寇を加えたら

冷え性の下痢に効く

 

蜜最能治痢。

蜂蜜は特に下痢に効く

 

 

※漢方の先生の言葉

引き立ての風邪は薑と砂糖で効く

         先生の言葉終わり

 

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※木室ミヱ子

1兩は37.5Gです。  

日本は1兩を3.75gとしています。

爲に漢方薬の分量が本来の醫方集解の分量の10分の1量なのです。

だから長く飲まないと効かない 量なのです。

醫方集解の漢方薬の分量は1分まであります。

漢方薬は2000年の昔からありますが

日本の1兩が3.75gで換算しますと

1分は0.0375Gとなります

2000年の昔 そのような秤りがあったのでしょうか?

昔の文献に1兩は3.75gと記載されていると言われますが

漢方薬はその文献が本当に正しいのか? 間違いなのか?

患者様の 症状と照らし合わせながら

掴んでいく作業が大変重要です。

1兩 3.75gの量では即効性は期待できません

漢方薬の分量は

1斤~1分まであります

1兩が3.75gとしますと

1分は0.0375gとなります

2000年物昔  0.0375G測れる 計りがあったのでしょうか?

※木室ミヱ子説明終わり

下記は 台湾;中華民国 順天堂薬廠股有限公司 順天薬品の重量換算表です

重量換算表

1分= 0.375G

1銭(1分×10)=3.75G

1兩(1銭×10)=37.5

一斤(16兩)=600g  

台湾ではウーロン茶 一斤(16兩)=600gで販売されています。