東洋医学の健康管理の考え方
東洋医学では
病気の発生は3つの原因だと言われています
1.内因 2.外因 3.不内外因
※木室ミヱ子
何故私は病気になったのと嘆く方がおられます。
生活のあり方が全て
病気の原因であり
自分がそのような行動をしていると
言う事に無頓着な方が多いような気が致します。
1.内因とは 七情
喜びすぎ→心臓を傷つける
怒り過ぎ→肝臓を傷つける
憂い過ぎ→胃を傷つける
悲しみ過ぎ→肺臓を傷つける
恐れ過ぎ→腎臓を傷つける
想い過ぎ→脾臓を傷つける
驚き過ぎ→腎臓を傷つける
2.外因とは
風→風に中り過ぎると肝臓を傷つける 春
寒→寒さに中り過ぎると腎臓を傷つける 冬
暑→暑さに中り過ぎると心臓を傷つける 夏
湿→湿に中り過ぎると胃腸を傷つける 雨季
燥→乾燥は肺臓を傷つける
火→高熱の場所にいると心臓を傷つける
3. 不内外因とは
食生活の不摂生
働き過ぎ
過度な性行為
睡眠不足
方角や仕事でも逆の事をしますと
病気になります
- 運気が上がり健康になる方向
五行説
木(肝臓の弱い体質の人)
火(心臓の弱い体質の人)
土(胃腸の弱い体質の人)
金(肺臓の弱い体質の人)
水(腎臓の弱い体質の人)
出生地からの方向です
木→ 東 木を貰える方向です
火→ 南 火を貰える方向です
土→全方位よい 悪い方角はない 中だからです
金→ 西 金を貰える方角です
水→北 水を貰える方角です
- 運気が下がる方角 出生地からです
木→ 西 金のある方角は木を切ります
火→ 北 水のある方角は火を消します
土→全方位よい
金→東の方角 木のある方角は金斧で切り倒します
水 →南の方角 南には火が有り水を消します
★五行相生説(そうじょうせつ) お互い助け合う
★相剋説(そうこくせつ) 攻撃する
- 仕事運気の良くなる仕事 好きになる仕事
木→建築業 木工業 木を扱う仕事
火→陶磁器 調理師 火を扱う仕事
土→農業 土を扱う仕事
金→金属を扱う仕事 車 楽器 金 証券業 株 銀行
金属を扱う仕事
水→水産業 貿易 政治 水商売
水を扱う仕事
- 仕事運の悪くなる仕事 嫌いになる仕事
木→ 金の仕事 木を切る 証券 銀行 機械
2番目 :土の仕事
火→ 水の仕事 火を消す 水産業 貿易 水商売
2番目金の仕事 金融業 機械 車 楽器
土→ 水の仕事水産業 貿易 タンカー 堤防を水で破壊する
2番目 :木の根は土の養分吸収して土を破壊する
金→ 木の仕事 建設業 木工業 火の仕事 金を溶かす
2番目 火の仕事
水→土の仕事 農業
2番目に火の仕事調理師
7情の概念
7情とは
●喜ぶ ●怒る ●思う ●憂う ●悲しむ ●恐れる ●驚く
7種類の感情でその激しい精神刺激は
直接 臓腑の 気や血の機能を
低下させ 病気の原因となります
1.喜ぶと気は緩む:
喜びすぎると心は緩み過ぎて精神を
蔵する作用が失調して精神が不安となり
言語に理論性がなくなり
物事の判断が出来なくなる事がある 夢が多くなり
熟眠が出来なくなったり
激しい場合は失神・狂乱などが発症します。
2.怒ると気は上がる
怒り過ぎますと 顔色は赤くなり
イライラして怒り易く すぐ腹を立てるようになります
これは 肝臓の気 が過度上がり血を伴って
頭部に上昇するからです
目が充血して 激しい場合は突然倒れて意識不明となり
四肢が痙攣したり
興奮しすぎて卒中を起こした場合などがこの例です。
3.思うと気は結ぶ
思慮による 精神疲労が過度になると
気が結んで脾気の運行に影響が及び
腹部が張って食欲がなくなります。
4.憂うと気は縮む
憂慮しすぎると悶々として楽しくなく 常に不愉快です
肺臓 脾臓の働きが影響を受けます
睡眠不足となり 痩せたり 風邪をひきやすなります
5.悲しい と気は消える
悲しみ過ぎると 肺気は消耗します
気の不足となり ため息ばかりつく様になります
意気消沈して息苦しさや咳などが発生します
6.恐れると気は下がる
あまりに恐れすぎると腰の力が抜けます。
「腰をぬかす」現象です
恐れすぎると腎臓の作用が低下して大小便の失禁や遺精などをもたらします。
7.驚く と気は乱れる
激しい驚きによって
気が逆乱して腎臓や心臓の機能が失調します
精神が不安定となり 気持が落ち着かず
ひどい場合は
精神錯乱の状態になります。
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