漢方薬 五行説(木:肝臓 火:心臓 土:脾臓 金:肺臓 水:腎臓)説明です。
★身体は互いに臓器が影響し合います。
漢方薬を処方する場合
親と子の臓器の関係
表裏(ひょうり)の臓器の関係を
考慮しなければ
反って
病状を悪化させてしまう事になります。
それらを考慮しますと
病んでいても
手を加えてはいけない臓器があると言う事です。
言い換えれば
病んでいる臓器も
何も 手を加えなくても
直してくれる臓器が有るのです。
親と子の関係がそれです。
★
五行相剋
肝臓(木)が悪いと 必ず胃腸(土)を攻撃します
心臓(火)が悪いと 必ず肺臓(金)を攻撃します
胃腸(土)が悪いと 必ず腎臓(水)を攻撃します
肺臓(金)が悪いと 必ず肝臓(木)を攻撃します
腎臓(水)が悪いと 必ず心臓(火)を攻撃します
原病式曰く
肝臓(木)が火の極致になりますと 涙が出ます
心臓(火)が火の極致になりますと 冷や汗脂汗が出ます
胃腸(土)が火の極致になりますと 涎が出ます
肺臓(金)が火の極致になりますと 鼻水が出ます
腎臓(水)が火の極致になりますと 唾が出ます
いかに食べ方寝方 過ごし方が病気を発生させること
気が付いていないかを
相克作用(対立して抑制する臓器関係)
★肝臓(木)が悪いと 必ず胃腸(土)を攻撃します
何故?
肝臓は木 胃腸は土
木は土の養分を吸って成長 土は痩せる
肝臓が弱体化しますと
肝臓の親の臓器 腎臓も悪化します。
肝臓の子の臓器 心臓も悪化します。
逆に改善する場合も親子の関係で改善していきます。
★心臓(火)が悪いと 必ず肺臓(金)を攻撃します。
何故?心臓は火 肺臓は金
火は金を溶かす
心臓の親の臓器 肝臓も悪化します
心臓の子の臓器胃腸も悪化します
★胃腸(脾臓)が悪いと 必ず腎臓(水)を攻撃します
何故? 脾臓は土 腎臓は水
土は水を濁す 透明な水を濁すからです。
脾臓の親の臓器 心臓も悪化します
脾臓の子の臓器 肺臓も悪化します
★肺臓(金)が悪いと
必ず肝臓(木)を攻撃します
何故? 肺臓は金 金属 肝臓は木
金属は斧となり木を切る
肺臓の親の臓器 胃腸も悪化します
肺臓の子の臓器腎臓も悪化します
★腎臓(水)が悪いと 必ず心臓(火)を攻撃します
何故?腎臓は水 心臓は火
水は火を消す
腎臓の親の臓器肺臓も悪化します
腎臓の子の臓器 肝臓も悪化します
- 反対に相生作用(互いに助け合い依存する)
本人が良くなると 親や子の臓器も良くなります。
肝臓(木)は心臓(火)の親 肝臓は心臓を育てる
何故? 木(肝臓)と木(肝臓)を
こすり合わせると火(心臓)が生じる
心臓(火)は胃腸(土)の親
心臓は胃腸脾臓を育てる何故?
火(心臓)によって 木(肝臓)は
燃えて灰になり土(胃腸)となる
胃腸(土)は 肺臓(金)の親 胃腸(土)は肺臓(金)を育てる
何故? 土の中から金属が取れる
肺臓(金)は腎臓(水)の親 肺臓(金)は腎臓(水)を育てる
何故?
金属の鉱脈が有るところには必ず水脈がある
金は水を生む
腎臓(水)は肝臓(木)の親 腎臓(水)は肝臓(木)を育てる
何故? 水は木を養い 成長させる
表裏の関係
【肝臓と胆嚢は裏表の関係です。】
肝臓が悪化すると胆嚢も悪化します
肝臓は目 筋 爪に影響します
目は血を得て見る事が出来る
肝機能が低下しますと
貧血となり視力が激減します
肝臓は筋肉を支配します
肝機能低下は筋が張る突っ張る 痙攣します
爪は筋の有り余るところ
肝機能が低下しますと
爪が白っぽい;貧血傾向
割れる;貧血と肝臓の不調
横筋が入る ;貧血 疲労 病気
爪の表面が白濁する;肝臓の働きがわるい
半月部分が少ない ;栄養不足で乾燥している
爪が厚く反り上がる;乾燥 血液不足
病気を病みやすい動作は肝臓は筋を支配します
風邪は当たりすぎると筋を傷つけます
又走りすぎるのも歩きすぎも肝臓を傷めます
貧血となります
マラソン選手は貧血が多い
血液検査で引っかかるはその為です。
病気となって現われやすいところ
目 充血し易くなる
爪 ;縦ジワがでる もろくなる
【心臓と小腸は表裏の関係です】
心臓が熱を持つと血尿します。
血尿の場合 心臓の熱を取り除き
利尿することで血尿は改善します。
心臓からくる爪障害も有ります
バチ爪(爪が押しつぶされたように横に幅広い);
心臓や呼吸器に疾患 血液の循環異常を表します。
爪の色が赤いは→;血が濃すぎる 多血症の疑い
脳血栓 心筋梗塞を起こす危険性があります。
爪の色が紫っぽいは→;血液の汚れ若しくは心臓の不調
血行障害です。
心臓は脈を支配します。
病気を病みやすい動作は
物を直視しすぎると血脈を傷めやすい
パソコンやスマホ テレビを直視は注意ですね。
病気となって現われやすいところは舌です
紅色となり弱ると巻き舌になる
顔色が赤くなる
【脾臓は胃腸と裏表の関係です】
口は胃腸の出入り口
口に出る症状は胃腸の症状です。
胃腸は 肌と肉を支配します
肌と肉を強化するには
胃腸脾臓を強化する事です。
胃腸は全ての臓器の総司令長
胃腸が食物を消化吸収して血 気 津液を作り
各臓器 粘膜 皮膚 筋肉に供給します
胃腸が弱体化は全てが弱体化に繋がります。
胃腸脾臓を病気を病みやすい動作は
座りすぎると胃を傷めやすい
座っていますと 重い性質の湿は
下の胃腸に落ちて湿が溜まる為です。
病気となって現われやすいところ
口内炎や口角炎になり易い
唇が炎症を起こしやすくなる
【肺臓と大腸は裏表の関係です】
大腸を治そうとするならば肺臓を強化しなければ改善しません
皮と毛を支配します
腸の病気は肺臓に由来します。
過敏性腸症候群は肺臓の熱が起因しています。
肺臓の熱を取り除き 気を与える事で正常な体に戻ります。
肺臓の病気を病みやすい動作は→
寝過ぎると 肺臓の機能を傷めやすい
寝ると気管支は収縮する
肺臓が病気となって現われやすいところ
鼻炎をおこしやすい 熱で乾燥する為
上背部や額の体毛が濃くなる
【腎臓は膀胱と裏表の関係】
腎臓は骨を支配します
立ち上がれない症状は骨が弱体化結果→
腎臓が弱体化と判断します。
腎臓を強化する事で
すぐに立ち上がりが難なく出来るようになります。
歯と髪は腎臓が支配します。
白髪は腎臓の機能低下です。
病気を病みやすい動作は→長く立ちすぎる事
長く立ちすぎると骨が腰 腎臓を傷めやすい
病気となって現われやすいところ
耳が遠くなる
髪が抜けたり 白髪になり易い
メラノサイト工場 VD
漢方薬を処方する場合この5行の関係
親と子の臓器の関係
表裏の臓器の関係
攻撃する臓器
育てる臓器
この関係を捕らえて 処方しなければ
処方を間違ってしまいます。
【運の上がる運の落ちる方角があります】
漢方薬は易学に通じます。
四柱推命と関連します。
肝臓(木)の弱い人
運が良くなる方角 出生地から東
東には木がある
反対に運が落ちる方角
西 西は金の方角 金は木を切る
心臓(火)の弱い人
運が良くなる方角 出生地から南
南には火がある
反対に運が落ちる方角 北
北は水の方角 水は火を消す
胃腸(土)の弱い方 出生地からすべて良い
胃腸は中 中心部です 全方位よい
肺臓(金)の弱い人
運が良くなる方角 出生地から西
西には金がある
反対に運が落ちる方角 東
東は木の方角 木は
腎臓(水)の弱い人
運が良くなる方角 出生地から北
南には水がある
反対に運が落ちる方角 南
南は火 少ない水を蒸発させてしまう。