FMコミ天原稿 秋は呼吸器が痛み易い季節 保温と加湿が大事です。
空気が冷たく乾燥する秋は呼吸器が不調になり易い
夏から秋の季節の変わり目は、保温や加湿が大事です。
金の人とは; 肺臓の弱い人の事を言います。
肺臓では肺動脈から来た酸素が少ない赤血球から
二酸化炭素を受け取り
酸素を与えて酸素を多く含んだ赤血球になる
(酸素を供給するガス交換の場)
とされています。
西洋医学の世界で肺は
呼吸器としてしか 考えていません。
しかし 東洋医学の世界で肺は
もっと 沢山の大きな役割が有ります。
まず
肺臓は:鼻 咽喉 器官 肺の呼吸器から
皮膚 髪の毛までを含みます
肺臓に対応する府は大腸:肺臓とつながり
肺気に異常がありますと
便秘 下痢 など大腸の症状が出ます。
※木室ミヱ子
肺臓機能弱体化によって生じる 尋常性白斑(しろなまず)
尋常性白斑の方は同時に
大腸が機能低下から起きる症状
クローン病や過敏性腸症候群を
同時に併発されておられる方が多いのは
その為です。
肺臓が熱を持ちますと大腸が熱を持ち
便秘と下痢が交互に発生する症状となります。
尋常性白斑を改善するためにには
クローン病や過敏性腸症候群も同時に改善しないと
尋常性白斑は改善しません。
だから
尋常性白斑を改善したいと思い漢方薬を服用した結果
クローン病や過敏性腸症候群も消えた
改善したと言う事になるのです。
西洋医学の世界では
クローン病や過敏性腸症候群は難病とされていますが
漢方薬の世界では完治するは簡単な事です。
短期間に
1~12ヵ月の間に自然に
に改善する方が多いです。
肺臓が病んでいる方に多い症状が
筋肉の凝り 痛みです。
何故でしょうか?
肺が熱を持つと筋肉が萎縮すると
醫方集解には記載されています。
その為 尋常性白斑を持つと同時に
肩こり 筋肉痛 関節痛が発生します。
脊柱管狭窄症や線維筋痛症は
筋肉の萎縮から生じる症状であり
筋肉の萎縮を改善しますと完治する症状です。
木室ミエコは整形外科医ではありませんが
長年 患者さんを診ていますとその事に
気づかされます。
脊柱管狭窄症は骨を切除する手術をするべきではありません。
反って 悪化します。
肺臓に熱 火がある 尋常性白斑や間質性肺炎の方々は
同時に 上記の症状を併発しておられます。
同時に 完治するのは 肺臓の熱や火を取り除き
肺臓を潤わせ 筋肉の萎縮を取り除くために
症状が消える。
又 同時に肌が潤うために
尋常性白斑の白や黒 茶の色が消えて
正常は肌色に戻るのです
肺癌の方が筋肉痛と思っていたら
肺癌だった。
病院に検査に行くのが遅くなり
治療が手遅れとなり
死亡するという事は
多々あるのはそのせいです。※
肺臓の役割;
色んな気の鬱積は皆肺臓が関係します。
肺臓は気の主です。
多くの百病(難病)は
大体が気から生まれると言われています。
肺臓が気を統括している
※脾臓 胃腸は気を製造する場所です。
肺臓は 脾臓 胃腸の母親に当たる臓器です。※
気は体の外では皮膚を守るし
体内では気を滞りなく循環させてかた時も
暇な時はない
出たり 入ったり 上ったり 下りたり
昼夜 秩序よく 動いています
その為に 簡単に人に病をもたらすものではない
しかし(ですけれど)
7つの情が攻め合ったり 欲望がでたりすると乱れて
常を失う(スムースにならない)
規則を失う→清い物が濁→滞り通じなくなる
気が余りあると火になる (熱性)
気が病になりますと;
冷気になりますし
気が滞りますし
気が上がりますし
気が逆上になり
気が虚(不足)となります
そして 色々な病気が発症します
病気を防ぐには それら7つの気を保ち養い
平和にしてスムースに流す事です
- 怒ると気が上がる
- 喜ぶと気は緩む
- 悲しむと気は消える
- 恐れると気は下がる
- 驚くと気は乱れる
- 思うと気は鬱積する
- 過度な労働は気が消耗する
- 寒いと気は収縮する
- 熱だと気は排出する
(熱で汗をかき過ぎると気は排出する)
百病は皆多くは気から生まれる
気が虚だと血を統率する事が出来ない。
※木室ミヱ子
生理の多量出血の原因です。
1年中 生理が止まらない
子宮筋腫や卵巣嚢腫など 多量出血する症状が無いのに
多量出血する方です。
立ったり座ったりするたびに
ドバーとドバーと 多量に出血して貧血になる
この症状は気の不足で 血を統率する事が出来ず
脾臓に血が戻れない
と醫方集解では記載されています。
漢方薬ではこれを血崩と呼んでいます。
血崩を治す 漢方薬は気を増す製剤です。※
肺臓は呼吸機能の他に
一部水分を調節する機能を持っています
肺臓の気の運動がなければ
水はうまく流れず代謝する事も出来ずに停滞してしまいます。
肺臓は気を司る(新鮮な空気は肺臓に良薬です。)
肺は自然界の清気を取り入れ
体内の濁気を体外に排出する
2.体の中の気の昇降出入りを司る
①呼吸を司る 気を交換する動力であり
その人の喋る言語
呼吸の強弱により推定される
②心脈を司る
心と協力して血行運行を助ける動力となる
③皮と毛を司る
皮膚 汗腺 うぶ毛 (皮膚病)
④水道を調節する
肺臓の水液代謝は
肺臓の気の運動がなければ
水はうまく流れず代謝する事も出来ずに停滞してしまいます
1.呼吸 気を司る → 水分の排出
2.汗 宣発作用 衛気の動力で水分を出す
3.尿 粛降作用 津液を下方に運ぶ
⑤ 鼻は肺臓の穴なり
肺気が正常であれば 呼吸も正常で
鼻の機能も正常です
肺気の宣発作用
(身体中に肺気がスムースに散らばり通じる事)が
低下すると鼻づまりや鼻水を生じます。
慢性蓄膿症は肺熱の状態です。
炎症があり 鼻水も濃く 黄色です。
肺臓の陰液が不足して肺臓が乾燥すると鼻も乾燥します。
肺臓は咽喉に通じ 発生と関連があります。
肺の病変は 発声の変化を生じます。
肺気虚(気の不足)は 声が小さい
肺に風熱があれば 声がかすれて
声が出なくなる事もあります。
肺陰の不足は声が枯れます。
6.大腸と肺臓は表裏の関係にある
大腸は小腸よりおりてきた食物の中より
水分を吸収し
その粕を体外に排出する作用があります。
肺の経絡により 肺臓とつながっており
肺気に異常があると便秘
下痢 など大腸の症状が出ます。
7.肺臓の精神活動
肺は機能低下しますと 悲しみ の感情に支配されます。
悲しむと 気が消耗されます。
※木室ミヱ子
悲しみ過ぎると食欲が落ちるのは
気が消えるからです。
気が消えると鬼を見ると言います。
その為
被害妄想や怖い夢を見るという事になります