胃腸・下痢・便秘・血便・胃弱・食欲不振・胃痛・下痢と軟便

便の相談です。

硬い便がなかなか出ないんですが、水分が便に吸収されないようです。

もともとトイレが近く尿は水分をとらなくても出ます。一日2リットルの水も飲みます。

でも、尿がいっぱいでるだけで、便は柔らかくなりません。

朝水を一杯飲めば多少硬い便も出やすくはなりますが、少しだけ、ころころとでるだけで、

残っている感じもあり、気持ちいい排便がないのです。

そのためか下半身がいつもだるいです。

というのはお腹を壊して下痢をしたとき下痢が収まったときには腸の中が空っぽに感じたときに、

足がとても軽くなったんです。

その次の日からまた腸に便がたまった感じがあり、また足がだるくなりました。

どのような対処をしたらいいんでしょうか?教えてください。

立ち仕事をしているので足のだるさが体全体のだるさのような感じで、つかれるばかりです。

 
硬い便は水を飲むことでは改善されません。
水を1日2リットル摂取する行為はすぐに中止して下さい。身体が必要とする量のみお飲みください。冷たい水は喉ごしがよく余分に取りすぎますので、常温以上でお飲みください。

肝臓と腎臓は水の関所をしています。
2つの臓器の機能が低下しますと関所が閉まり、水分(湿)が尿や汗として十分排泄されずに体内に蓄積されます。
尿として出ている様に見えますが十分に排出されていません。
浮腫みだるさは湿(水)の多さが原因です。
体は水と火のバランスが崩れますと、様々な症状が発生致します。
水(湿)が蓄積された体は蓄積度の程度により異なりますが浮腫み、動悸、痔(切れ痔、いぼ痔、痔漏)、
鼻水、おりもの、五十肩、体の腫れ、湿疹、痰の発生、体が重い、という症状が発生致します。。

上記の様な水分代謝の悪い状態では、水は下に落ちる性質が有り、人間の足の部分に落ちていきますので足がパンパンに浮腫みます。
立ち仕事以外の事務机に1日座りっぱなし状態でも足が浮腫みます。

貴方の体の状態を紙に例えますと、水に濡れた紙状態です。
早く 乾燥した正常な紙の状態に戻すべきです。
お腹を壊して下痢というのは肝機能の関係です。
肝臓、胆のうの機能が低下しますと下痢をします。
一方で肝臓や腎臓が乾燥しますと便秘をします。
症状が進みますと下痢と軟便、便秘を交互に繰り返す症状となります。

バナナ便状の勢いよくお腹スッキリ気持ちよく大便を出すには、十分な血液と津液(リンパ液、潤い液)を体内で作れる体にしてあげる事です。

酷い便秘は漢方薬で改善しなければ改善は無理ですが、浅い症状ですと、生活状態の改善で防げる場合も御座います。
漢方薬を服用しない場合は
まず
朝が1番重要です。
朝は起床と同時に大腸が排便するように体が準備を始めますので、朝は便ぴ気味の方は繊維の多い和食にして下さい。
朝はとにかくたっぷり食事ができるように夕食を控え目にして下さい。
朝 空腹で朝ご飯を食べたい状態を作って下さい。
納豆、海藻、「味噌汁(ごぼう、さといも等繊維の多い野菜をを入れて下さい。)」、梅干し、「魚(ちりめんじゃこは1匹の中に頭、臓器(腎臓も肝臓含む)、骨、肉、目、等全てが含まれており最高ですよ東洋医学の漢方では物は物で補うという考えがあります。)」
等の食品は毎朝必ず摂取に努める事をお薦め致します。
ご飯は雑穀米を加える事をお勧め致します。
玄米半分白米半分でも宜しいですよ。
また
新鮮な春野菜にレモンで野菜の生くささを取り除き、リンゴの甘さで味を甘く整えて家庭での手作りの野菜ジュースも非常にも便秘解消に役立ちます。

生活面では人間の体は夜10時~深夜2時までの期間が副交感神経が1番活発に働きますので、この時間帯に睡眠時間を取られる努力をされる事です。
疲れを溜めない事。
またストレスは便秘を作ります。
以上の事を続けられても便秘、残便感やむくみ、下半身のだるさが取り除けない場合は漢方薬をお勧め致します。

要注意
センナ、アロエ、大黄といった便秘薬で便を出す行為は決して上記の症状の改善にはつながりません。
理由は
上記の製剤は腎臓、肝臓に潤いや栄養を与える事はできません。
一時的には排便しますが、肝臓、腎臓を反対に乾燥させ冷やしますので、長期常用致しますと、便秘のアリ地獄化と言う事に陥ります。

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